色のはなし① 映画『ウィキッド ふたりの魔女』
- fculture02
- 3月19日
- 読了時間: 2分
更新日:4月4日
先週アカデミー賞で衣装デザイン賞・美術賞2部門受賞した映画『ウィキッド 二人の魔女』を観ました
アカデミー賞は、授賞式前年の1年間にアメリカ国内公開作品を対象に選考され今年で97回目 歴史ある賞なんですね
ストーリーは後に『オズの魔法使い』に登場する「西の悪い魔女」となるエルファバと「善い魔女」となるグリンダの始まりを描いたものですが、事前に『オズの魔法使い』が何かが分かっているとキャラクターがどこに出てくるか、ストーリーも理解しやすいかもしれません 児童文学でも有名で1939年に映画化されています
今回都内では映画で使用された衣装や小物が展示されていました
本題の色の話ですが“対比”です なぜこの色を使っているのでしょうか?

キャラクター2人のメインカラーはピンクと緑
赤に白をプラスして作られる色 ピンクであっても赤の仲間です
在校生は習っていますよね pccsの色相環上に当てはめると赤と緑(青緑)は反対側にあるので対照的(反対色)さらに緑から青にかけて位置しているのが青緑です 赤と青緑は正反対に位置しているので補色と言われるものです。反対の色はお互いを引き立てる2色でもあります

ピンクはかわいい、子供っぽい、やさしいなどのイメージ、
緑は平和、安全、癒しなどのイメージがありますが海外では不吉の象徴として、また“毒”のイメージも
なぜ衣装の色この色なの??と考えていくとまた映画の見方は変っていくのかなと
私も映画鑑賞後は大体色について考えています(職業病かな)
ストーリーを追うだけでなく衣装やセットで使用されている色に注目してみましょう
『ウィキッドふたりの魔女』は公開されたばかりなので、観た方とまたは授業で語りましょう


『ウィキッド ふたりの魔女』
公式HP
出演:シンシア・エリヴォ アリアナ・グランデ ジョナサン・ベイリー
イーサン・スレイター ボーウェン・ヤン ピーター・ディンクレイジ
ミシェル・ヨー ジェフ・ゴールドブラム
監督:ジョン・M・チュウ
原作:ミュージカル劇「ウィキッド」
作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ
脚本:ウィニー・ホルツマン
衣装:ポール・タゼウェル
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